認知症の教室・専門職向け3「私たち以上に困っているのは…」

認知症の教室⑨

前回は認知症が、認知機能が低下している状況であるとわかっていても、目の前で起こっている私たちが困ってしまう認知症の人の行動に、私たちが翻弄されていると書きました。

日々ケアの現場は認知症の人への関りでは、あたふたして「大変!」という状況と言えます。それは在宅においても入所においても同じでしょう。

また、一言に認知症と言っても、一人ひとりみな違う状況の中でケアを実践していかなければなりません。認知症の人の行動はケア実践者にとって頭の痛い行動なのです。

みんなの介護より

しかしここで忘れてはならないのは、私たちも困っているかもしれないけれど、認知症の人は私たち以上に困っている状況におられるということなのです。

様々なことが不確かになっていく中で、私たちのように動けず判断できず戸惑いと不安の中にいる認知症の人は、私たち以上に大変な状況で生活しているということを理解してください。

 

順次、認知症ケアにおける基本となる「パーソン・センタード・ケア」について説明しますが、その前に医学面からの視点を今一度押さえながら、現場の状況と併せ持ってお話ししていきたいと考えています。

(つづく)

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