認知症の人の頭の中はゴミで一杯なのか?

センター長の石川です。

チームオレンジの説明会があった時のことです。

ある地域の方より、全国キャラバンメイト連絡協議会が発行した「つなぎのための情報整理・認知症の理解」という冊子の中の「ゴミのたまる認知症」という表現が、いかがなものかという意見がありました。

頭の中はゴミだらけなのか

冊子7ページより

認知症の当事者の方が読み、「私たちの頭の中はゴミだらけなのか」と不快に思ったとのことでした。

最近では、認知症発症の要因として、たんぱく質のごみが脳に溜まって、そのたまったものが神経細胞を死滅させてしまうということがわかっており、諸先生方も講義でもよく使われています。

ある意味一般的に使われだしたとも言えます。それゆえ、この冊子にもごく普通に載っていたのでしょう。

しかし、「ゴミ」は汚いもの、不要なものという認識が私たちにはあります。

いくらたんぱく質のごみと説明されても、「私の頭の中は汚いゴミだらけなのか!?」と思ってしまい、不快な思いをされるのは当然のことだと思います。

頭の中はゴミだらけなのか

特にこの冊子では、ゴミが強調され過ぎているとも言えます。

神経を死滅させる物質が蓄積されるなどの表現の方がいいかもしれません。

いつも何気なく使っている表現が、実はとても相手を傷つけているということあるかもしれませんね。

他人ごとではなく、自戒を込めて。

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