幾星霜の相好(1)

今やあまり見ることのなくなった「幾星霜」(いくせいそう)という言葉。

「苦労を経たうえでの長い年月(いくとしつき)」という意味になります。

まさしく、様々な苦労を経てきたうえでの人生の年輪のような表情を撮影しています。
木で例えれば、大樹の撮影ですね。

幾星霜の相好

しかしながら、ケア職員は家族と違ってその方の若い時の姿や生活を知りません。
高齢者としての表情しか知らないのです。
でも心得ておいて欲しいのは、今のその姿表情の、目の前の方は、
「喜びも悲しみも幾年月」を積み重ねてきた方なのですね。
子どもの時もあり、青春時代もあり、この日本を何らかの形で支えてきた人でもあるのです。
認知症の有無は関係ありません。

幾星霜の相好

その重み、深みに敬意を示すことは、ケア職員として、とても大切なことでしょう。
若い人が、どんなにスマホやパソコンを使えても、
人生の年輪を深めた人にはかなわないのです。

幾星霜の相好(表情)、その深みのある姿を、時々撮影していきたいと思います。

幾星霜の相好幾星霜の相好幾星霜の相好

(つづく)

センター長の石川でした。

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