まなざしをリセットしてみると

センター長の石川です

今週は職員の研究発表会があります。
私は楠根中学との取り組みを発表しますが(これは後日ブログに載せます)
その他に二つ、発表したいことがありました。
時間の関係でそれはできませんが、
ひとつは「まなざしのリセット」です。

例えば、「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅲaには、このような文章が載っています。
「やたらに物を口に入れる、物を拾い集める、徘徊、失禁、大声・奇声をあげる、火の不始末、不潔行為、性的異常行為」

確かに、認知症の状況を確認する指標として、これらBPSDを列挙するのは必要と言われるかもしれません。
が、これは私たちからの視点です。

では認知症の人から見たらどうでしょうか。

認知症の人から見たケア実践者は、
「認知症だからということで、傲慢で、命令的で、上から視点で、話も聞いてくれないし、丁寧に説明もない、ただただ横柄な連中」と、思われているかもしれません。
視点を変えれば、全く違ったものが見えてくるのです。

まなざしをリセットしてみると

「認知症高齢者の日常生活自立度」Ⅲaの文面は、認知症の人を同じ人間として敬意を示そうとする文章ではありません。
こんな見方ばかりするから、認知症ケアを間違えるのです。

まなざしをリセットしてみると

認知症だからと言って、そんな風にしか見ないのね。自分だってなるかもしれないのに。

つまり私たちは、見る視点を一度リセットしてみる必要があるのです。
やることは簡単です。
逆の立場で考え、それを書き出していくこと。
簡単なのですが、もともと人間は自我があってパーソナリティが確立されているので、
他者の思いに立つというのは実はとても苦手なのです。

だから、「対人援助技術」つまり、技術を持たなければならないのです。

まなざしをリセットしてみると

見方を変えると全然違う世界が!