あれから一年
センター長の石川です。
昨年の2月20日は、藤川幸之助氏の講演会があった日です。
未知のコロナウイルスの恐怖に怯え、世間が大騒ぎになり始めた時でした。

藤川幸之助氏講演会「支える側が支えられるとき」
講演会自体実施の有無が問われるほどの、ぎりぎりの状況での開催でした。
消毒、そして参加者は全員マスク。
今なら当たり前の景色も、当時はみんながマスクをしているのが異様に思えた時期でした。

まだおおらかな日でした
そして心に残る藤川先生の講演は、
これからもあの日を境に… と、印象に残る講演会となりました。
思えば、たくさんの人が集まって心が和む話を聞けるのは、
今日時点において、この日が最後となりました。

和やかな雰囲気もこの日以降途絶えています
翌21日から、行事と言う行事は一斉に禁止。
そして面会もできない、鎖国状態と施設はなったのです。
まさかこんな状況が一年も続くとは、この時は誰も思わなかったでしょう。
それどころか、この時よりもはるかに感染者を多く出す第3波に襲われたのですから。
丸々一年間、面会できていないご家族の方も多くおられます。
本当に切ない、もどかしい日々だと思います。
職員も、つらく、長く、耐えることと、感染の恐怖に不安になる日々
「でした」と書きたいところですが、まだまだその日々は続きます。

ベランダ面会。話は携帯電話で行いました。
ワクチンも恐らくはかなり遅れるのではないでしょうか。
少なくても、あと半年、試練の日々が続くかもしれません。
今は耐え抜いていきましょう!

必ず出口はやってきます!(画像:pikistより)
トンネルの先の光は見えてきました。
まだ遠くにですが、でも着実にその光は大きくなっていきます。